このページでは、ヴィトンの財布をリペアする際の全体像と手順について解説します。
リペア未経験の方やリペア初心者の方は、まずは最初に全体像と手順を把握した上で、1つ1つのリペアに取り組むことが大切です。
リペアって何からはじめたらいいの?
どんな手順で進めていけばいいの?
という方は、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。
リペアの全体像とおおまかな手順
STEP.1
状態の確認
まずは商品の状態を確認します。
リペアが必要な個所を目視で確認していきながら、やるべき作業をリストアップしていきます。
STEP.2
汚れ落とし
はじめは必ず、商品全体の汚れ落としから始めてください。
STEP.3
縫製作業
糸のほつれなどがある場合は、縫製作業を行います。
STEP.4
接着作業
縫製作業を行った後に、革の接着作業を行います。
STEP.5
コバ処理
革の接着作業を行った後に、コバ処理を行い整えていきます。
STEP.6
スレ補修
革のはがれや色落ちがある個所に色を乗せていきます。
STEP.7
金属磨き
金属部分を磨いてキレイにします。
STEP.8
その他のリペア
その他にも、
- イニシャル除去
- ファスナーリペア
- メッキ処理
- スナップボタン補修
- 革のえぐれ
- 革の染め直し
- 合皮劣化の補修
など、様々なリペアノウハウがあります。
ここでは省略しますが、財布の状態を見ながら必要に応じてリペアを行っていきます。
STEP.9
最終確認
すべての工程が終了したら、全体を通して目立つような傷や汚れがないか、確認作業を行います。
STEP.10
完了
以上で完了です。
リペアの事例については、こちらのページをご確認ください。
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リペアは汚れ落とし(クリーニング)から
リペアの基本は汚れ落とし(クリーニング)です。
たとえばですが、汚れを落とす前にスレ補修をしてしまうと、汚れの上にクリームを乗せてしまうことになってしまいます。
どんなリペアを行うにしろ、すべては汚れ落としからスタートするということを、まずは覚えていただければと思います。