リペアの有無に関する記載について
リペアした商品を販売する際、「リペアの有無」を記載するかどうかについて悩んでいる方も多いと思います。
先に結論をお伝えすると、PBRではリペアの有無を記載すべきだと考えています。
もう少し具体的ににお伝えすると、
- どんな思い(理由)で
- どんな作業を行ったのか
を伝える形で、リペアの有無をプロフィールなどに記載しておくのが親切だと考えます。
と考える方もいらっしゃるかと思いますが、必ずしもそうなるとは限りません。
リペアの有無の書き方・伝え方が何より大事ですし、伝え方によっては「強み」になると考えています。
基本的な考え方は、古着や使い古した家電製品など、他の商品を販売する場合と一緒です。
古着などを販売している方でも、発送前に洗濯したり、アイロンをかけたり、クリーニングに出したりする方がいらっしゃいます。
不要になった中古の家電製品を販売する方でも、ホコリを取ったりキレイに拭いたり、出来る限り清掃している方がいらっしゃいます。
ブランド品のリペア商品の場合は、もう少しやることが多いですよね。
汚れを落とすだけではなく、糸のほつれを縫い直したり、擦れている部分を補修したり。
- 汚れがひどくて汚い商品
- 糸がほつれている商品
- 革が避けてしまっている商品
- 革が擦れてしまっている商品
- 革が乾燥していてパサパサになっている商品
など、そのままの状態では普段使いが難しい商品達を、そのままの状態で販売・発送するよりも綺麗に整えてお届けしたほうが、購入する方だってきっと気持ちがいいはずです。
「リペア」という一言で片づけるのではなく、しっかり手をかけて、熱い情熱を込めてメンテナンス・ケアをした上でお届けしていると伝えたほうが、「販売者の誠実さ」が伝わるのではないでしょうか。
そう考えると、リペア有無の記載の仕方によっては、リペアの有無が「強み」になります。
商品説明文を作成する時と同じ事が言えますよね。
ただ単に、
と伝えるのと、
と伝えるのでは、伝わり方に雲泥の差があります。
リペア自体は、何も悪い事ではありませんし違法性もありません。
むしろ、そのままの状態では利用できない商品を、リペアによって再生して、『モノ』としての価値を高めて、この先も末永く使ってもらえるという意味では、社会的に意義があると考えています。
悲しいことに、
など、モラル違反や違法行為を堂々と推奨しているスクールや、
ということを平気で教えているコンサルの方がいらっしゃるのも事実です。
リペアの有無の書き方や伝え方ひとつで、「伝わり方」が180度変わりますし、リペアをしたことを記載するかどうかは、我々古物商ひとりひとりの「モラル」の問題です。
PBRパートナーの皆様には、これからもずっと続けていける真っ当なビジネスを推奨していますが、リペアの有無をできる範囲で伝えることが、この先きっと、アカウント自体の「信頼度」につながってくると確信しています。
取引は、取引相手の満足があってはじめて成立します。
購入する方の気持ちを考えれば、リペアの有無について何かしらの記載をしておくべきです。